恋人同士のABC★
もとい
真田のABC
もう奥手とは言わせないぞ(その弐) 「嶋本」 「はい」 「この前俺たちは恋人同士のABCのAは済んだ」 「へ?」 「手をつないだではないか」 「えっ?ABCのAって、手を・・・つなぐですか?」 「そうだ。それ以外の何がある?」 (何があるって、最初はキスじゃなかったっけ・・・?) 「いや俺もよう知りませんので隊長がそう言わはるんならそうかも、しれません」 「それでは今日はBに進むぞ!」 「えっ!Bって、まさか!」 「そうだ。今日俺と嶋本はキスをするぞ。いくぞ!」 ブッチュ〜〜〜!! 「んんーーーーっ!!」 「っぷはーーーっ! っ! たっ、隊長ぉぉーー!」 「何だ」 「おっ、俺はこんなの認めませんから!」 「どうしてだ?」 「こっ、こんな人前で・・・」 「人前でもキスには変わりないぞ」 「こんなムードもへったくれもないキスなんか俺は嫌です!絶対認めません!」 「嶋本・・・」 「はい!そこまでです!」パンパンパン 「ん?」 「真田隊長、今は訓練中です。まじめにしてください。嶋も要救助者役なんですからしゃべらない。いちいち隊長の言うことを相手にしなくていいです。無視しなさい」 「・・・はい、すんません」 「はぁ〜〜〜っ、これでは埒があきませんね。では今度は私が要救助者役をしましょう。」 ゴロン 「「えっ・・・」」 「さぁ真田隊長、私で思いっきりやるといいですよ」 「・・・・・」 「さぁ早く。ブチューっと好きなだけどうぞ」 「・・・すまない。私が悪かった」 つづくのか!?★ 次回、「もう奥手とは言わせないぞ(その参)」の巻 |