チャット中、参加者様の「静かだと怖くて眠れないのです〜(泣)」の一言から始りました。 「そういうときはシマちゃんがひと〜り、しまちゃんがふた〜りと数えるんですよ」 「大人数のシマ!萌えv大人数のシマ・・・」 「ちっさいんだろうなぁ・・・」 「分裂したから1人あたりの大きさはかなり小さいですよ!きっと!!」 ここから分裂シマとタイチョ話はスタート致しました。 なるべくチャットの流れと台詞を活かしつつ(勝手に申し訳ありませんが)アレンジっていうか台詞もかなり加えてまとめてみました。 |
ガチャ・・・ 「あっ!たいちょーや!」 「ホンマや!たいちょーが来た!!」 「「「たいちょぉぉ〜〜〜!!」」」 資器材のチェックを済ませ待機室に戻ってきた真田を出迎えたのは 30cmくらいの鮮やかなオレンジ色をした物体達だった。 そして真田を見るや、足元にワラワラと集合した。 「ちょっ、お前俺の隊長に触んなや!」 「俺が先に隊長に気付いてんぞ!お前こそ触んなや!」 ギャー!ギャー!ギャー! 「・・・嶋本、また分裂したのか・・・」 「あっ、隊長、カゴなんか背中にしょって何しはるんですか?ってうわっ!!」 ポイッ 「「「うわわっ!」」」 ポイッ ポイポイッ! 真田は慣れた手つきで分裂した小さなシマ達を回収し始めた。 「隊長の背中やぁ〜〜〜!」 「たいちょぉ〜〜!こっち向いてぇ〜〜!」 「痛てっ!お前上から降ってくるなや!!」 「んな事言われても知らんわ!文句あるなら隊長に言えや!」 「っていうかここからじゃ隊長の顔が見えへん〜〜!」 ポイッ ポイポイポイッ!! 背中の方がどんどん騒がしくなってくる。が、真田は気にせずどんどん回収していった。 しかし騒がしいだけで済めばまだよかったが、小さいシマにはワンパクモードが搭載されているようで、カゴの中でおとなしくしてくれるわけがなかった…。 「そうやエエ事考えた!!」 「「うわっ!お前ずるいぞ!俺もっ!」」 「「俺もっ!!」」 んしょ んしょ んしょっ !! 「俺はたいちょーの頭の上ゲットォ〜〜!」 「俺はたいちょ−の肩の上ゲット〜〜!」 「「俺はたいちょーのポケット〜〜!」」 「俺もポケットがいい〜!」 「「生憎満席や!あきらめろ!」」 ギャーギャーギャー!! 真田の頭の上や肩やポケットなどを中心にカゴからよじ登ってきたシマ達が場所取り合戦をおっぱじめた。 しかし、 「・・・こら嶋、そんな所に登るな。ポケットに入り込むな」 ポイッ ポイポイポイッ!! と、頑張り虚しくあっさりとまた真田にカゴの中に戻されるシマ達だった。 「あーーあ、またカゴん中に戻されてもた〜〜」 そんな中、 「いやや〜〜カゴん中嫌や〜〜〜!!たいちょの顔が見えへんから戻りたないー!」 ヤーーーン!!--と一匹のシマがダダをこねて真田の襟をギュッと掴んでカゴの中には戻りたくないと必死に抵抗をし続けた。 「他の嶋はみんなカゴに入っただろ。仮眠室へ連れて行く間の辛抱だ。おとなしくカゴに入ってくれないか」 と言って真田がカゴに入りたがらない嶋の頭をポンポンと撫でた、瞬間 「「「お前だけずっこいぞーー!」」」 「ええなーー!たいちょー俺も撫でてぇ〜!」 「たいちょー俺もぉーー!!」 とカゴの中のシマ達はいっせいにブーイング開始。 「わかった。後でお前たちも全員撫でてやるから今はおとなしくしていてくれ」 「「「やったぁーーー!!」」」 真田の妥協案にシマ達は一斉に喜んだ。 そして全員をカゴに回収完了した真田は「仮眠室に行ってくる」と同じく三隊の高嶺に声をかけて待機室を後にした。 ---------------------------- 仮眠室に入ってカゴからシマ達を出した真田は、とりあえず先ほどの公約どおり全部のシマをなでてやった。そして 「さぁ、寝れる時に寝ておかないと後で後悔するぞ。早く布団に入れ」 と真田が言うやいなや 「「「俺が先やーーー!!」」」 とシマ達は猛ダッシュで真田の布団にもぐりこんだ。 「ここは俺の場所や!」 「何いってんねん。俺の場所や!」 「いややたいちょのうでまくらは俺のや!」 「ちゃう!俺のや」 「俺のや!!」 ギャーギャーギャーー!!! 「・・・・・嶋、喧嘩するな」 ギャーギャーギャーー!!! 真田の声など届いてない様子でシマ達の隊長のベストプレイス争いは果てしなく続いた。 そして--- 「あっ、隊長・・・おはようございます」 「・・・おはよう」 「っていうか俺いつの間に隊長の布団にもぐりこんでもたんやろ?」 おかしいな〜いつもの癖でもぐりこんでもたんやろか?アハハッ 、と元の大きさに戻った嶋本は笑いとばす。 どうやら分裂した時の記憶はないらしい。 「あれ、隊長、目の下にクマ出来てますよ。寝不足ですか?」 「・・・・・いや、大丈夫だ」 ミニサイズの嶋本もかわいいがこう煩くてはたまらない。 やはり嶋本はいつもの嶋本、一人で十分だと思う真田だった。 ☆ お わ り ☆ |
チャットも日付変わって終盤にさしかかった頃にポロッと始ったお話でしたが、 絵を想像してめちゃくちゃ萌えました。たくさんのシマに囲まれるタイチョがかなりうらやましかったです。そしていつも以上にちんまいシマが可愛くて可愛くてしかたなかったです。 たくさんの萌えをありがとうございました!! <<SPECIAL THANKS >> 安芸島様、えりのみや様、さくら様、渋谷様、はせ様 |