早口言葉



「隊長」
「ん?何だ?」
東京特許許可局って言ってみてもらえませんか?」
「?・・・早口言葉か?」
「はい」
「・・・何か意味があるのか?」
「いや今ふと、隊長って早口言葉って得意なんかな〜って思ったんで」

ホンマ何でこんな事仕事中に思いついたんかわからんけど、
ロボな隊長は早口言葉とかも噛まずにスラスラ言えるんやろか、と急に気になってもたんや。

「・・・唐突だな」
「一瞬で終わりますから、言ってみて下さいよ〜。お願いします!」
「・・・わかった」
  
   ドキドキドキ・・・

「東京特許ときゃ・・・」
    ブフッ!
あっ、スンマセン!つい笑てもた」

「・・・・・満足か?」
「隊ちょぉ〜、笑たてもたんは謝りますからそんなふてくさらんといて下さいよ〜」
「・・・別にふてくされてなぞいない」
「もうめっちゃふてくされてますやん。ホンマ俺が悪かったですから〜」

つい笑ろてもたのは悪かったけど、それであきらかにムスッとふくれてまうなんて隊長意外と子供っぽいかも?っていうかめっちゃ可愛いですやん・・・

「嶋本こそちゃんと言えるのか?」
「俺ですか?俺は噛まずに言えますよ。ってかさっき言えてましたやん」
「本当か?・・・では、別の早口言葉で・・・そうだな、生麦生もめっ・・・」
「た、隊長!」
かっ、噛んだ!!隊長が別の早口言葉を俺に言おうとしてこれまた盛大に噛みよった!
「・・・もうこの話は終わりだ!早くこの書類を片付けるぞ」
「・・・はい、すみませんでした」
隊長ますます気分損ねてもた・・・
悪い事してもたな・・・

でもこの後の休憩時間の時に、俺は聞いてもてん。
トイレの個室から呪文のように聞こえてくる早口言葉を・・・

こっそり練習するなんて、隊長可愛すぎます!
しかも練習でも噛み噛みで、全然言えてないあたりが益々たまんないっすよ〜!


(終わり)


だから何?なSS。ただ会話が久しぶりに書いてみたかったんです。
でもって、これ初めて
嶋真を意識して書いてみたんですけど、私のアホなネタだとあまりいつもと変わんない…
意外とエロさえなけりゃあ真嶋も嶋真も一緒なのかと思ってしまいました。
だって隊長可愛いし、嶋も可愛いし、つまり二人でイチャイチャしてりゃあ名前の順番なんて関係ないって事ですね。
どうりで私は嶋真もすんごい好きなはずです。


 
                                       2006.1.30拍手アップ
                                        2007.5.6改訂再アップ
 





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